心の病気は治すことができる|一人じゃないよ

女性

早期に受診します

男の人

原因不明です

精神科や心療内科で診る病気は、心の病気とよばれます。心の病気の特徴は、原因不明の不調で苦しめられる病気であるということです。心は外から見ることができません。そのため、他人からすると気のせいと片づけられて放置されがちです。本人は、社会生活を送ることができないほどの苦しさを感じているのです。このことも、不調のひとつに挙げられます。心の病気には、不安障害や解離性障害、パーソナリティ障害、他にも気分障害や統合失調症、睡眠障害などがあります。不安障害は、強い不安とさまざまなからだの症状を訴える病気です。また、解離性障害は、強いストレスやショックのために意識が途切れてしまう病気です。パーソナリティ障害は、社会適応しにくい気質の病気です。気分障害は、気分がひどく落ち込んだり高揚したりと変化する病気です。統合失調症は、幻覚などの症状が特徴的な病気です。症状が似ていても検査などで明らかに異常がみられるときは、その異常を治療します。治療した結果、症状が快方に向かう場合、心の病気とは区別されています。

多様な治療方法があります

心の病気で気を付けることは、異変に気が付いたら、早めに受診をすることです。心の病気は本人がつらくても、病気として認識して受診するまでに時間がかかるため、治療開始が遅くなりがちです。本人だけではなく、周りの人も心を病んでいるのではないかと思われるときには、精神科や心療内科の受診を勧めるようにしましょう。治療方法として薬物療法、精神療法、身体療法が用いられます。薬物療法で使用される薬は、症状を抑えたり、バランスが崩れた脳の状態を元に戻したりするものです。脳に作用する薬が多く、同じ作用の薬でも副作用が異なるので、経過をみながら慎重に使用します。精神療法は、心理的なアプローチによって患者さんの気分をリラックスさせる、社会復帰に向けてのシミュレーションを行う治療法です。身体療法は、頭部に電気を通す電気痙攣療法や蛍光灯の光などを当てる光療法などを行います。現代はストレス社会のため、心の病気が増えているといわれます。家族や友人がいつもと違うと感じたら、早めに医療機関への受診を進めましょう。